2014/10/20
■information■＜再生医療の保険ができるかも！？＞


いま、損害保険業界でiPS細胞などを使う「再生医療分野」に注目しているんだそうです。 損保大手各社は、臨床研究で患者に健康被害が生じた時に、研究機関が支払う補償金をカバーする保険を相次いで投入する方針だそうです。 その背景にあるのは、主力の自動車保険などの国内需要が人口減少ですでに頭打ちの現状。そこで再生医療を新たな成長分野にしたいと考えているようです。 再生医療の臨床研究は、実施例が少ないためにリスク評価が難しく、これまでは治療で起きた事故をカバーする損害保険の商品設計が困難だったため、なかなかそのあたりをカバーできる保険がありませんでした。 そんな中で、医師や研究者は医療事故によって多額の賠償金の支払いを患者から迫られる懸念がぬぐえず、臨床研究を安心して進めるためには、医師や研究者と患者を守る損保保険が必要でした。 そして今回、臨床研究の手続きを定めた『再生医療安全性確保法』が来月１１月施行されるのに合わせて、日本再生医療学会が被害補償の指針を策定することに。 再生医療は、世界でも日本がリードしているうえ、『再生医療安全性確保法』は、医療機関から委託を受けた企業がiPS細胞などの培養を手がけることを認めています。つまり、この保険のニーズは細胞を培養する事業者にも広がることが見込まれています。 いま、再生医療分野に関する保険のノウハウを世界に先駆けて確立すれば、将来的には世界中のシェア展開も見込める可能性があるので、損保各社は今後大きく期待したいところでしょうね(^O^)

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